「挽回」という言葉が適切かどうかわかりませんが、この悲しみを挽回するためにも、ともに一から始めたい。ふたりだけの家で新たなスタートを切らなければと思ったのです。
人生の最晩年に再婚した私たち夫婦は少し特殊かもしれません。でもせめて、これが最良の選択だったと思いながら人生を終えたい。
ここ数年、友人がひとり、またひとりと旅立ってゆきます。私たちも、いつスッとあちら側にいってしまうかわからない。その覚悟を持っているから、先生も私も、くよくよ悩んだり考えたりせず、一日一日を大切にしています。
幸い今、彼も私も健康です。体に気をつけながら、ふたりで始めた今の暮らしを楽しみ、慈しんで、命の限りまっとうしたいと思っています。
