ふたり暮らしにちょうどいいマンションのリビングルーム。テレビ周りの棚は、金沢八景の家から運んだ

「挽回」という言葉が適切かどうかわかりませんが、この悲しみを挽回するためにも、ともに一から始めたい。ふたりだけの家で新たなスタートを切らなければと思ったのです。

人生の最晩年に再婚した私たち夫婦は少し特殊かもしれません。でもせめて、これが最良の選択だったと思いながら人生を終えたい。

ここ数年、友人がひとり、またひとりと旅立ってゆきます。私たちも、いつスッとあちら側にいってしまうかわからない。その覚悟を持っているから、先生も私も、くよくよ悩んだり考えたりせず、一日一日を大切にしています。

幸い今、彼も私も健康です。体に気をつけながら、ふたりで始めた今の暮らしを楽しみ、慈しんで、命の限りまっとうしたいと思っています。

 

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