現実は厳しい

末藤さんが熊本の不動産会社に見積もりを依頼すると……、現実は厳しいと思い知らされました。

高いところが500万円、安いところは50万円、買取不可が29社もありました。建物はそのままの「現況有姿」、家具などの荷物もそのままという「残置物あり」の条件だったので、取り壊しや処分の費用が差し引かれる分、安くなるのはわかっていましたが、複数社から買取不可と回答されたのはショックでした。

<『お金のプロが実体験をもとに導く 実家じまいの最適解』より>

中古の家を買い取ってリフォームして販売する買取再販業者が増えているので、そういった業者にも問い合わせてもらったのですが、築年数が古くて土台に不安があるので買取は不可とのこと。

東京の母の部屋は、六畳の和室一間です。東京の家に母のものを全部置くスペースはありません。使わないものも多いので、荷物はほとんど熊本の実家にそのまま残していました。それらを自分で処分するとなると、交通費などを含めて数十万円の費用がかかり、時間もかかります。そのままでいいならこちらも助かるので、気を取り直して値段をつけてくれた業者と交渉することにしました。

※本稿は、『お金のプロが実体験をもとに導く 実家じまいの最適解』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。

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お金のプロが実体験をもとに導く 実家じまいの最適解』(著:坂本綾子/幻冬舎)

現役のFPである著者が、自身の実家じまいの経験をもとに解説。

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