それから、義母を介護していたとき、廊下に手すりをつけましたが、今度は自分たちのために、玄関や庭にも手すりを追加しました。
こんなふうに少しずつ家を変えていけば、介護が必要になったときでも、施設に入らずに自分の家で過ごせるのではないかと思っています。
訪問看護師をしている友達からも、「自分の家を施設みたいにしたらいいよ。自分の家以上にいい施設はないよ」と言われました。「できるだけ長くここに住んで、私たちのような訪問医療を使うといいと思う」とも。
今は症状がかなり進まないと、公的な介護施設には入れないと聞きます。わが家は、夫と私の2人が有料老人ホームに入る資金はないです。夫も「施設に入りたくない」と言います。
それならば、できるだけ家で長く過ごさないといけない。私は「家でがんばるぞ」という覚悟をし、そのための準備を少しずつ進めています。
『83歳の私を支える家仕事』(著:多良久美子/すばる舎)