決裂させずに、格の違いを見せつける

目指すのは、関係の破壊ではありません。

相手のタイプを見極め、戦略的に対処し、勝ったと思わせながら、実は自分の掌の上で転がしている、という状態を構築すること。

『ロンドン紳士と脳科学に学ぶ 品格のあるマウントのとり方』(著:中野信子/日経BP)

ロンドン紳士の「涼しい顔」の裏側にあるのは、忍耐力ではなく、徹底的なメタ認知による事象のパッケージングです。

彼らは相手の攻撃を「自分へのダメージ」として受け取る前に、彼らのマインド・パレスの中で興味深い標本として処理してしまいます。不機嫌を悟らせないどころか、不機嫌になる必要すら感じないのです。

その境地に達するためには、どのようなトレーニングをしたらよいのでしょうか。その脳内シミュレーションを解説します。心理学用語ですが、この方法のキーワードは「リフレーミング」です。