お互いの仕事を尊敬し合える夫婦の形
夫婦って、それぞれドラマチックだし、いろいろありますね。私も夫の森田(インテリアデザイナーの森田恭通氏)と結婚して19年が経ちました。私たちは「人に感動を与える」「夢を与える」という世界にいる点では共通しています。だから話が合いますが、私は台本があってそこから役を創っていくのに対し、彼はなにもない無の状態から創り上げていくところが尊敬する点ですね。
夫はサプライズをしかけるのが好きな人。今年の結婚記念日に2人で食事をすることになっていたので、連れて行かれるまま、初めてのお店に入っていったら、広い空間に壁も床も天井も一面紫色のお花の映像で埋め尽くされていたんです。まるで夢の世界! そしてカーテンが開いたら、そこにはお友達が集まってくれていて、「え? どういうこと?」と私はあっけにとられて、言葉も出ませんでした。2人だけの食事だと思っていたら、私のための古希のパーティだったんです。何ヵ月も前から準備してくれていたようですが、まったく気づきませんでした。うれしくて、感動して、泣いちゃいました! サプライズ、大成功でした。来年は彼が還暦なので、何か考えなくちゃなりませんね。あ、ここで話したらバレてますけど。
とはいえ、たまには些細なことでけんかもします。ただ、うちの場合はネコがかすがいになってくれていて。今、4匹いるのですが、これがもうかわいいんです! 大型ネコは、男の子と女の子。同い年の男の子と、8月に1歳になった男の子。私が厳選したオーガニックのものと、病院から勧められたフードを食べて、元気にしています。
ネコの魅力ですか?…一言では言えませんね。一晩かかっても言い尽くせないけれど(笑)、いわゆる「ツンデレ」というか、自分を持っているところが一番の魅力かもしれません。犬は素直でわかりやすいでしょ? でもネコはそんなに簡単じゃない。媚びないし、すぐには人の言うことをききません。抱っこするときにも後ろからふいに抱き上げようとすると怒られます。「抱っこしてもいい?」と聞いてからじゃないとね。だから足元に寄ってきても、その子を尊重してあえて知らん顔をする時もあります。猫同士も、それぞれわが道を行く、という感じです。でも私の言うことは全部と言っていいくらいわかってます。私も今何を思っているか、ほとんどわかります。ネコとの生活は本当に楽しい。同じ空間にいるだけで幸せを感じます。
ネコの毛を触るだけで癒し効果があると聞いたこともあります。若返るとも言われているし、最近の研究では猫がグルグル言う声は骨折にも効果があって、早く治るとも聞きました。
私、物心ついたときから、ずっとネコが身近にいて、ネコと生活していないのは唯一、宝塚音楽学校で寮にいたときの2年間だけなんです。宝塚歌劇団に入って、一人暮らしがスタートしたときにすぐに1匹飼いました。そのマンションはペット禁止だったんでこっそり…。50年前の話なので、もう時効ですよね?(笑)
私が何度も演じてきた『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラも子猫みたいな女性ですね。愛くるしいんだけど、一筋縄ではいかない。プライドもありながら、甘え上手。わがままだけど、責任感も強くて、生き抜くたくましさも持ち合わせている。壁にぶつかっても「明日は明日の太陽が昇るわ」と前を向く強さ…。だからこそヒロインなんでしょうね。
