理想的な時間

私の遠い知り合いが、お医者さんからガンで余命1年と言われたのですが、痛くもなんともないガンで。抗ガン剤もなにもしなかったら余命1年、抗ガン剤の投与をしたら1年半と言われたんですって。

その人は、薬を飲まないほうを選んだそうです。

『ひとりを楽しむ小さな習慣』(著:みつはしちかこ/明日香出版社)

その1年の間に、大磯の海岸で流木を拾ってきて、それをコツコツと彫って彫刻作品を作って、ついには展覧会を開いたのです。「よく1年でできたなあ」という素晴らしい作品ばかりで。

普通のお勤め人だったそうですけど、あと1年と言われて突然、すごい創作力が目覚めたんじゃないかなって思うんです。

そういう理想的な時間を送られた人もいるんですね。

<イラスト:みつはしちかこ 『ひとりを楽しむ小さな習慣』より>