「自分を肯定する主人公」
『ブラッサム』のテーマは「咲き誇れ、わたし」だ。明治から大正、昭和と近代化の道を突き進むなか、厳しい環境でも自分を貫き、肯定して前に進む珠が描かれる。今から100年以上前が舞台ではあるが、現代との共通点も感じている。
「当時に比べ、今の時代が息苦しくないかというと、必ずしもそうじゃない。生きるのが難しい時代に、主人公が自分を肯定しながら生きていくことは、現代の視聴者にも共感を得られると思っています」
放蕩無頼な夫に耐えるリョウ。珠の幼なじみの梅(松本穂香)は女学校に通わず、家業の店を手伝いながら良い縁談を夢見る。女学校の同級生の忍は、縁談を断り自分のやりたいことに向き合っていく。劇中には、自分なりの幸せを見つけようともがく様々な女性が登場する。
(『ブラッサム』/(c)NHK)
「珠には共感できなくても、リョウのように珠を危なっかしいと思いながらも応援できる人がいるかもしれません。梅ちゃんや忍もそれぞれの形で珠を応援している。主人公以外のキャラクターに共感できる部分もあると思うので、いろいろな人物の視点で見ていただけたら、より広い視点でドラマを楽しんでいただけると思っています」