新規メカニズムのダイエットサプリも登場
南 最近は、肥満治療薬やダイエット関連のサプリもかなり増えましたね。その中でも2型糖尿病の治療薬の「マンジャロ」はダイエット目的で処方されるケースもあり、問題にもなっています。
森下 マンジャロは血糖値を下げるインスリンの分泌を促す作用に加え、食欲を抑えて体重を減らす効果があります。美容皮膚科などが自由診療でダイエット目的に処方する例も相次いでいますが、副作用のリスクがあるため適切に使用することが大切です。
南 「マンジャロ」はお腹や太ももなどに自分で注射して使う治療薬ですが、サプリでは「飲むマンジャロ」と呼ばれるような商品も出てきていますね。
森下 インスリンの分泌を促すホルモンであるGLP-1に着目したサプリメントも登場しています。マンジャロのように外から薬を投与するのではなく、自分の体内で作られるGLP-1を増やして痩せるというものです。マンジャロを使用している人がマンジャロをやめる際のサポートになることも期待されています。
南 先生は、痩せるときには筋肉が落ちることに注意したほうがいいとおっしゃっていました。
森下 そうなのです。薬やサプリを使って食事量が減り、体重は落ちたとしても、脂肪だけでなく筋肉量も落ちてしまいます。だから同時に運動もしていかないとフレイル(加齢により心身の活力が低下した状態)になりやすい。筋力トレーニングや栄養を組み合わせることが大切です。