南美希子さんと森下竜一教授
女性の平均寿命が41年連続で世界一の日本。長い人生だからこそ、できるだけ健康に過ごしたいですよね。そこで、今回は加齢による病気について研究している一般社団法人日本抗加齢医学会理事長の森下竜一大阪大寄附講座教授と、特定非営利活動法人日本抗加齢協会のアンチエイジングアンバサダーを務める南美希子さんに「健康とサプリメント」について語ってもらいました(取材・文・婦人公論.jp編集部 撮影:本社 奥西義和)

サプリは「自分に足りないもの」を知ってから

南 サプリメントはたくさんの種類が売られていますね。何を選べばいいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。

森下 基本的には、まず自分の状態を知ることです。衰えているのは筋肉なのか、骨なのか、それとも認知機能なのかを知り、何を改善したいのかを考える。そこがわからないまま、「アンチエイジングに良さそうだから」と何種類も飲むのは、あまり合理的ではありません。

南 やみくもにサプリを取るのではなく、自分の状態を把握することが大切なんですね。

森下 そうです。例えば骨年齢が十分に若い人が、骨のサプリメントを大量に飲む必要はありません。自分のどこが弱いかというのがわかるようになれば、正しい選択肢を取ることができるようになる。

そういう意味では自分の状態を知る簡単な方法が増えてくることが重要です。今、体の状態をチェックできるアプリも増えてきているので、うまく活用していきたいですね。

南 森下先生ご自身も、サプリはいろいろ飲まれているんですよね?

森下 はい。一時的な疲労を軽減するコエンザイムQ10や、眼精疲労を改善する効果があるアントシアニンを含んだサプリなどは日常的に取っていますね。ほかにも、体内で老化を抑制する物質の材料となるNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)を配合したサプリも飲んでいます。