自宅出産を生中継
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、病院で出産すると家族も赤ちゃんに面会ができないと知り、助産師さん立ち会いのもとでの自宅出産を選びました。出産の模様をYouTubeで生中継すると予告してカメラを回していたのですが、赤ちゃんがなかなか出てこられずにお腹の中で眠ってしまい、吸引しなくてはいけない状況になったため、結局病院へ。ほぼ意識のない状態で出産したようで、気がついたら点滴につながれていました。
病院では落ちつかないので、一刻も早く自宅で赤ちゃんを抱いてゆっくりしたい! と、無理を言って早めに退院させていただきました。助産師さんの助けもあり、思い通り赤ちゃんと存分に一緒に過ごすことができて、幸せです。
今年1月に離婚しましたが、子どもの父親が誰なのかは、公表しないと決めています。離婚を発表した際も「3ヵ月で1億円使わせた」など、多くのご批判をいただきましたけど、気にしていません。“芸能界最速離婚”を狙ったんですが、上には上がいましたね。(笑)
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広島の裕福な家に生まれ育ち、2006年に「お見合いに箔をつけるため」母親がミス日本に応募、中国・四国代表に選出された。その後、恋人を追いかけて上京。フリーで雑誌の専属モデルをしていた。4年前にある芸人との関係がメディアで話題になり、以来「炎上の女王」と言われてきた。ネットで叩かれ続けても自分らしく振る舞えるメンタルは、どのようにして培われたのだろうか。
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鉄のメンタル、とかよく言われますが、普通の女の子です。強いというより、小さい頃は友達にイヤなことを言われても気づかず、あ、あれはイジメだったんだ、と後からわかったりするタイプでした。
小学生でバレエを習い始めた時、教室の指導者の方に「紗里ちゃんはフランス人形みたいだね。今度の発表会の『コッペリア』では君が主役のコッペリアをやってね」と言われたんです。その日から、私より前から教室に通っていた女の子たちが話しかけてくれなくなって、見学している母も保護者の間で仲間外れになりました。
ある日、教室に行くとトウシューズがなくなっていました。その時、女の子たちが、「一緒に探してあげるよ!」と言ってくれたのですが、持ってきたのは、トイレの汚物入れに入ったトウシューズでした。母がわっと泣き出して私を抱きかかえ、すぐにバレエ教室を出ていったのを覚えています。
私は、トウシューズが見つかって良かったなと思って、「お母さん、なんで泣いているんだろう?」と不思議でした。今考えると、まず汚物入れを捜しに行くのはおかしいですよね。大人になってから何が起こったのかを理解しました。