完全にワンオペだった2か月間

とはいっても、母が要介護2に認定されたのは、要介護認定を申請してから2か月くらい経った頃のことでした。

つまり2か月間は完全にワンオペだったわけで、その間に私は一気に疲弊してしまいます。今にして思えば、この時期がもっとも過酷だったかもしれません。

岡田美里
山梨の家に住み始めて2年半は、母とふたりきりだったけれど、コロナ禍が落ち着くと、姉や妹が来てくれてホッとしました。姉と妹の精神的、金銭的な協力があって助かりました。(写真:『今だから笑える 笑えない介護の話』より)

まず、母の世話以前に引っ越しが大変でした。

私が50代前半だった前回の引っ越しの時は、疲れたと言いながらも「一気にやっちゃおう!」というファイトが湧いてきたのに、今回の山梨への引っ越しは、リビングと廊下にうずたかく積まれた120箱の段ボールを見ただけでクラクラとめまいがしたりして。筋肉痛や腰痛はいつまでも消えてくれないし、ちょっと動くだけでしんどくなってヘナヘナと床に座り込んでしまうという有り様。

自分の体力が思いのほか減退していることに気づかされました。