シルバー人材センターも活用
和田 「庭の草木の手入れをしてください」と高松市役所から電話があったそうですね。
松本 そうなんです。「ご近所からクレームが入っています。衛生的にも防犯的にもよくないので」と連絡が来てしまって。
和田 空き家にしておくと、どうしても草木の手入れが行き届かなくなります。何より明らかに人が住んでいないと、火事や不法投棄、害獣、犯罪などさまざまなトラブルに巻き込まれる恐れがあります。市役所ではそれを心配したのではないでしょうか。
松本 そうだと思います。両親が健在なうちは、帰省のたびに父が庭木を剪定したり、雑草を抜いたりしていたんです。父が他界してからは、私が実家に帰ったときに草木を手入れしていたのですが、父のようにはうまくできませんでした。それに仕事柄なかなか時間がとれなくて、高松に行けるのはせいぜい年に二度ほど。次第に草木が伸び放題になってしまって……。
和田 それで地域のシルバー人材センターに庭木の手入れなどをお願いしたわけですね。
松本 ええ。当時は自宅の住宅ローンもありましたので、それはもう怒濤の節約生活でした。ちょっと節約すれば実家の維持費がまかなえるんじゃないかと思ったんですが、甘かった。空き家は存在するだけでお金がかかるんです。
※本稿は、『明るく解決!実家じまい実践BOOK 実家処分・家財整理・空き家活用がよくわかる』(祥伝社)の一部を再編集したものです。
『明るく解決!実家じまい実践BOOK 実家処分・家財整理・空き家活用がよくわかる』(著:松本明子、和田貴充/祥伝社)
私のしくじり体験をぜひ反面教師にしてください!――松本明子
空き家問題は、実は人の問題なんです――和田貴充
知らないと損! プロの知恵をわかりやすく紹介します。






