正常性バイアス

人間には正常性バイアスが働くといわれている。正常性バイアスとは、何か危険な兆候などがあっても、「きっと大丈夫だろう、正常の範囲内だ」と思ってしまうことである。

たとえば、非常ベルが鳴っても、何かの間違いではないかと思って避難しなかった経験はないだろうか。過去に非常ベルが鳴っても実際には火事ではなかったことが何度もあったりするとそう思ってしまうのである。

『ミスによる事故をどう防ぐか-4種のヒューマンエラーと組織の安全文化』(著:松尾太加志/中央公論新社)

豪雨になっても、家が浸水することはないだろうと考えてしまう。地震が生じても津波はこないだろうと考えてしまう。

実際に家が浸水したり津波がきたりするという事態になることは少ない。そのため、避難することを躊躇してしまう。