「どうしてあんなミスをしたのだろう」「なんで間違えたのだろう」…そんな「思いもしないミス」をした経験があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。北九州市立大学特任教授・名誉教授であり、認知心理学を専攻されている松尾太加志先生は「人は、必ず間違いをしてしまう。人による間違いをヒューマンエラーという」と語ります。そこで今回は松尾先生の著書『ミスによる事故をどう防ぐか-4種のヒューマンエラーと組織の安全文化』より、一部を抜粋してお届けします。
人間はリスクを低く見積もる
人間の多くは保守的である。そして現状を維持したいと思う。
災害などが発生したときに避難を促されても、できれば避難をしたくない。
大丈夫だろうと思ってしまうからである。
というよりも大丈夫だと思いたい。