感染リスクを最小限に抑える4つの心得
マスクの着用や手洗いがおざなりだったりすると、予防効果は期待できません。しっかりした対策でこの冬を乗り切りましょう
【1】手洗い、マスクは適切なタイミングで
ウイルスなどに触れた手で口や鼻を触ると、病原体が体内へ。帰宅時はもちろん、食事の前後なども手を洗いましょう。
「マスクは飛沫が入らないように鼻までしっかり覆ってください。人の少ない公園など、うつす/うつされるという心配がない場所では外してもかまいませんが、人といる時や人混みでは必須と心得てください。また、外す時はマスクケースに入れて。テーブルに置いたりバッグにしまったりすると、マスクの表面についたウイルスや細菌が身近な物などに移動して、接触感染する場合があります」(田中先生。以下同)
【2】家の中に感染源を持ち込まない、広げない工夫を
「外出中、飛沫や接触によって衣服にもウイルスなどが付着していることがあります。帰宅したら、すぐに洗えないコートや帽子、カバンは玄関に置き、室内に病原体を入れないようにしたいものです。そして手を洗った後にマスクを外し、メガネも消毒。外出着は脱いで、室内着に着替えましょう。ちなみに、衣服についたウイルスや細菌は洗濯洗剤で落とすことができます」
家族間で病原体をうつさないことも大事。そのためにも、タオルは別々にしたほうがいいそう。
「ドアノブや電気のスイッチ、テレビのリモコンなど家族が頻繁に触れるものは、1日に1度は消毒を。菌などがつきやすいトイレの便座や洗浄便座ノズルも定期的に消毒したいものです。また、食事は大皿から取り分けるより個別に盛ったほうが、感染対策としては望ましいでしょう」