ふぉ〜ゆ〜の松崎祐介さんは「今一番驚いていることは、僕は映画デビューするんだな、ということです。映画にずっと出たいな、出たいなと思っていたんですけど、まさかSHOCKでできるなんて!」と言って、会場を笑いの渦に。

上田竜也さんは「今年2月はコロナで舞台が中断してしまったので、同じメンバーでできるのを嬉しく思います。帝劇の借りは帝劇で返すということでリベンジしていきたい」と意気込みを語りました。

そして、会見は質疑応答へ。

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ジャニーさんのような発想力に驚かされた

Q この1年の『SHOCK』との関わりを振り返ると?

光一 最初に中止の判断が下った時は、まだコロナウィルスというものがちょっと得体の知れないもの、よくわからないものでした。その後、再開する劇場も出てくるなかで、僕も話し合いに参加させていただきました。しかし、『SHOCK』本編はフライングもありますし、再開するのは難しいんじゃないかというお話を僕のほうからしました。

実際に中止になったけれど、お客さんが入っていない状態であればできることがあるんじゃないかな、と配信をすることに。そして映像を見ていただければわかるように、お客さんが入っていると撮れないようなアングルで撮れた映像がたくさんあったので、今回映画館で上映するようになったわけです。

じゃあ、その時から映画にして上映することを考えていたのかというと、まったく考えていませんでした。僕の老後の楽しみにしようかと(笑)。だけど、こういう状況になったのでせっかくなので映画にする? と。上田もすばらしい芝居をしてくれましたし、皆さんが『SHOCK』に向かってくださっていたので、いい撮影ができたと思っています。

大阪公演では『SHOCK』の3年後の世界を描いたスピンオフ『Eternal』を上演させていただきました。皆さんの力を借りながら、役を掘り下げて構成することができたので、自分としては悩むことなく作れちゃった。よっぽど今携わっている『DREAM BOYS』のほうが頭を悩ましています。(笑)

来年は帝劇で『Eternal』を上演させていただきますが、自分としては、本編の公演はもうもしかしたらできないかもしれないな、という覚悟のもと作ったつもりです。何より中断してしまった悔しさを、同じキャストでリベンジできるというのは喜びですし。

上田にしてもね、来年はいそがしいんですよ。僕からスケジュールを言うのもなんだけど、(笑)、それをいろいろやりくりした中で「僕やりたいです」と言ってくれたのが僕としてはうれしかったですね。

上田 いろんなことが起こった一年でしたが、なんていうかわくわく感が強かったですね。光一くんから面白いアイディアがぽんぽんふってきたので。ジャニーさんのような発想力に驚かされました。毎回毎回「めっちゃそれ面白いですね」と言ってたんで、楽しかったです。