「あたし、ケンカがイヤなんです。ひとりっ子だから。人とケンカしたらもうこの世の終わりって思ってるんですよね。」(伊藤さん)

伊藤 あたしも、やっぱり基本、人の機嫌は損ねたくないんです。でも谷川さんとなんだか違うのは、アタッチするほうだからなんですよ、あたしは。

谷川 そんな感じがするね。

伊藤 じっくりアタッチを……しすぎるほうなんですけどね。だけど、マジックのすごい太いのでビーッと線を引いて、アタッチする人間とそれ以外の人とは分けてる。で、それ以外の人の方にはものすごく気をつかってデタッチなんですよ。過剰なくらい。

谷川 なるほどねえ。

伊藤 それにあたし、ケンカがイヤなんです。ひとりっ子だから。人とケンカしたらもうこの世の終わりって思ってるんですよね。

谷川 ハハハ。じゃ、男と別れるときもケンカ別れじゃないわけ?

伊藤 そこがねえ……、ケンカ別れなんですよ。

谷川 ああ、そうなんだ。

伊藤 そのときに、ホントにこの世の終わりかっていうような、驚きと……恐怖を感じますね。このあたしが、こんなにケンカしていいのか、みたいな。

谷川 おれも若いときはケンカ能力がちゃんとあったんだよ。最初の結婚のときなんて、盛大にケンカしてたもん。それがだんだんできなくなっていったのね。

伊藤 じゃあやっぱり離婚では、死ぬような思いしましたか。

谷川 あんまりそれはないね。引きずらない。

伊藤 あたしは引きずるんですよ。別れってのには4年かかりますね。4年かからないと次いけない。

谷川 うん、引きずりそうな感じがするよ。

伊藤 前々夫なんて、離婚してから何年か同居してましたもの。