北海道夕張郡栗山町で、町おこしに携わっているバービーさん(中央)。ご両親と「元気です北海道」の札を持って(写真提供:バービーさん)

地元の好きなところ、苦手なところは?

高良 みんな好きになってほしいんでしょうね、熊本を。バービーさんは地元のどこが好きですか?

バービー 何もないところですかね。あとは生産者さんが誇りを持って農作物を育て、収穫しているところを尊敬しています。じゃがいも、たまねぎ、米などが豊富にとれますが、観光資源でお客さんを呼ぶとしたら雄大な景色とメロンかな。

高良 メロン、いいですね。

バービー 実は、かなり前から北海道の経済は冷え切っていて、人口も減り続けているなど問題が山積みなんです。東京から来た人が町おこしをしようとしても、価値観の違いから地元の人とうまくコミュニケーションが取れなかったり。もともと北海道の人は、のんびりしていますから、難しい部分があるのかもしれません。

高良 そうなんですか。

バービー また家電などは、昔からつき合いのある店でしか買わないという人も多く、ネットで買うなどといった発想を持たない人もいます。「町おこしは人おこし」みたいな言葉を聞くと、確かになあと思いますね。高良さんは、地元で苦手なところはありますか?

高良 自分の周囲にはあまりいませんでしたが、上下関係がきっちりしているのを窮屈に感じた時期がありました。あと九州の人間は内弁慶というのか、内輪ではものすごく面白いのに外へのアピールが下手な人が多いんです。もったいないなあと感じることがありますね。

バービー ああー、なるほど。