俳句で広がる人間関係

せっかく作ったからには、客観的に「いいね」と思ってもらえるのか、気になりますよね。そこでいよいよ投句の出番です。新聞やインターネットサイトなどでも無料で俳句を募集しているところがあります。無料というのは意外と大事で、たくさん投句できるし、気兼ねなく送れますね。とにかくたくさん作ってたくさん捨てる、《多作多捨》が俳句上達のコツです。

私も毎年、「おウチde俳句大賞」に関わっています。なかなか家から出られない人たちが、入賞したら表彰式に出かけられる。ご家族に「今日だけは行っておいで」と言われたり、友人が「一人で無理なら一緒に行こう」と声をかけてくれたり――それが生きがいや目標になったらいいなと思っています。

どうです? 「家で俳句」、ぜひ始めてみませんか。

【関連記事】
夏井いつき「私が「毒舌俳人」として活躍できるのは、再婚夫のおかげ」
岸本葉子のエッセイ「初めてのネット句会が刺激的!」
森山良子「わが子の愛する人を私も愛したい。小木一家、直太朗一家と食卓を囲む日々」