2800年の時を超えて共感
実は、東急に関して個人的には残念な知らせもありました。
東急の渋谷再開発計画で、この「Bunkamura」と「東急百貨店本店」が、2023年の春以降に解体されるそうです。「Bunkamura」は大規模改修で長期休館、百貨店のほうは再開は決まってなくて、そのまま閉店となる可能性もあるとのこと。
えーっ、本店がなくなっちゃうの?
自宅の最寄り駅はJR線または京王線、渋谷に来るときですらそのどちらかしか使わない私が、何故、東急の株を買ったかといえば、ひとえにこの「Bunkamura」と「東急百貨店本店」が好きだから。駅前のごみごみしたところと違い、さすが渋谷の高級住宅街・松濤のそば、上品な気に溢れています。
7階の丸善&ジュンク堂書店は占い関係の書籍も充実していてよく利用しました。3階の丸福珈琲店は落ち着いた空間で、片隅で鑑定もさせてもらいました。黄色いカードにせっせとコーヒーのスタンプを貯めたものです。そしてあと1つで10個というときになって何故か紛失したものです。
そんな思い出の詰まった東急百貨店本店がなくなってしまう。でも、きっと新たに心地よい空間を作ってくれるものと信じています。
再び「エジプト展」に戻りますと、実物のミイラがあったのですが、グルグル巻きの状態では本当に中に入っているのかピンとこない。そこはCTスキャンで包帯の下の画像を見せてくれるという画期的な展示になっていました。
推定年齢4、50代の女性ミイラは、CTスキャンの結果、歯が悪かったとか関節炎があったとかまで判明してました。「私も歯とひざ、ついでに肩も最近弱いのよ」と、2800年の時を超えてミイラに共感した次第です。