『ポークソテータイムの香り』(撮影:竹内章雄)
現在発売中の『婦人公論』(7月13日号)の料理連載「ヘルシーキッチン」では、「自在な発想で変化を楽しむ食卓」を特集! 新しい日常生活は、献立で変化をつけて楽しむことにしませんか。有元葉子さんの提案は、シンプルでありながら、とても斬新。おなじみの素材が、新しいおいしさと出会い、私たちを励ましてくれるよう。元気がもらえるお料理、ぜひお試しください(料理・スタイリング=有元葉子 撮影=竹内章雄 構成=北村美香)

毎日のお料理が希望につながります

世の中の状況がガラリと変わった、この1年数ヵ月。私はもともと外食をあまりしませんから、海外へ行けないこと以外、日本では変わりなく過ごしています。ただ、外に求めていた小さな楽しみがなくなったので、日々の食事で日常生活に変化をつけています。例えば、ずっと食べ続けている玄米に、ハーブやスパイス、ヨーグルトなどを組み合わせて。

今回のレシピを教えてくれる有元葉子さん

味噌汁とおひたし、といった鄙びた組み合わせも好きですが、時にはこんな無国籍風仕立てに元気をもらえる気がします。玄米にはサラダ、ポークソテーを添えますが、別々に盛ってもいいし、ワンプレートにしてサラダと玄米をソースと混ぜながらいただくのもおすすめです。

夏野菜は、揚げることで料理のバリエーションが格段に増えます。熱々でも、冷やしても。生姜油をかけるだけでも充分です。今回は和風、エスニック風をご紹介します。作りおきもできるので、先のワンプレートに、この夏野菜料理を添えてもいいですね。