前田美波里、若々しさの秘訣「1日の始まりは〈エゴスキュー体操〉。日々の習慣はピアノの調律と同じ」〈後編〉

『婦人公論』7月27日号の表紙に登場した前田美波里さん

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1日の始まりに「エゴスキュー体操」を

さらに、もう10年ほど続けているのが「エゴスキュー体操」。身体のゆがみが原因の痛みを和らげるための運動療法ですが、誰でもできる簡単な体操です。全身の筋肉を緩めるだけでなく、首、肩、腰、膝、足首などの骨格を整える効果があるので、1日の始めに必ず一通りやっています。お気に入りの音楽を聴きながら、ゆっくり時間をかけて。身体だけではなく、心もほどけてゆき、とても気持ちいいんです。

それが終わったらジムに向かいます。最近はプールでのエクササイズがお気に入り。ときには足首に錘をつけたり、脚の間にボールを挟んで水中を歩いたり。年齢を重ねると、ジョギングよりプールでの運動のほうが、関節に負担が少ないようです。

こんな感じで、午前中はもっぱら身体づくり。軽くお昼ご飯を食べてから、仕事があるときは出かけます。

実は、68歳までは午前中にバレエのレッスンを受けるなど、もっとストイックでしたが、やりすぎて股関節を痛めてしまったことがあって。やはり年相応の、「無理しすぎない」ケアが大事ですね。

夜はシャワーですまさず、夏でもなるべく湯舟につかるようにしています。冷えは万病のもとですからね。我が家は夏場もあまりクーラーを使いません。冬は暖房をしっかり効かせて、ほぼ一年中室温を一定に保つようにしています。

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