72歳になった今も毎年舞台に立ち、ダイナミックな歌やダンスで観客を魅了する前田美波里さん。心晴れやかに、健やかな日々を送る秘訣が、その暮らしのなかにちりばめられています。発売中の『婦人公論』7月27日号から記事を掲載します。後編はおすすめの「エゴスキュー体操」についてからーー(撮影=篠山紀信 構成=篠藤ゆり)
起きたらまず、常温の水をコップ1杯
仕事がなくても、1日のスケジュールを決めてきちっと守ることを大切にしています。健康の源は睡眠ですから、夜更かし予防のために、毎晩11時15分にアラームが鳴るようにスマートフォンをセットしてあります。
アラームが鳴ったら、「そろそろベッドに行かなきゃ」と寝る準備を開始。理想は8時間睡眠ですが、なかなか8時間は眠れませんね。年齢とともに寝つきが悪くなりがちなので、寝る前にアミノ酸のサプリメントを飲むこともあります。
ベッドに入ったら、「中山式快癒器」の2球式を使い、首から背中まで刺激。だいぶ昔に手に入れた健康グッズですが、今でも欠かせないものです。これで背骨を整え、全身の筋肉を緩めると、気持ちよく眠りにつくことができるんです。
朝は遅くとも7時半には目が覚めます。起きたらまず、常温の水をコップ1杯。それから朝食をいただき、食後にはゆっくり新聞を読みながら野菜ジュースを飲みます。ちなみにお通じにいいと聞いて常温の水を1日2リットル飲むようにしたら、効果てきめんです。
朝食後は、ストレッチの時間です。まず、座って足の裏を合わせて、ゆっくり呼吸しながら前屈し、股関節と背骨を緩めます。次に仰向けになって脚上げストレッチをして、脚の裏側をよく伸ばします。