「カードローン」は危険ドラッグのようなもの
クレジットカードを利用しすぎて、現金借入に手を出してしまうと最悪です。これは会社員の場合、自営業者のように「大きな仕事の入金待ち」という状況でもない、単なる「悪い借金」であって、そこからは次なる「借金」へと走りがちです。
それが「カードローン」。現金借入専用のサービスです。
もしカードローンを使って、借金返済のための借金なんて始めたら、最悪の事態になることが誰にもわかるはずです。そうなれば奇跡でも起こらない限り解決しません。
借金が増えていくと、少しずつ心を病んでしまう方も少なくありません。中にはお金が原因で命を絶つ人もいらっしゃいます。
そうした結末の入り口になってしまうのがキャッシング、リボ払い、カードローンといっても言い過ぎではありません。これらは合法的な危険ドラッグのようなもの。もしもあなたがすでに利用してしまっているなら、早い段階での抜本的な整理が必要だと思います。
一所懸命働いて生活を見直し収支を改善し、せっせと返していくのが基本ですが、家族への相談はもちろん、事情によっては司法書士や弁護士へも相談するなど、早期にアクションを起こすことが大切です。
※本稿は、『得する会社員 損する会社員-手取りを活かすお金の超基本』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。
『得する会社員 損する会社員-手取りを活かすお金の超基本』
これまで全国3万人以上の受講者に「お金」にまつわる知識を伝えてきた著者が、社会に出る前に学校で教えてほしかった「お金の基本」を解説。いつも面倒がって損するあなたも、この1冊があれば大丈夫!