空と海に囲まれた石垣島での生活を満喫している

息子夫婦に「一緒に行かない?」と持ちかけたら

「思い立ったが吉日」がモットーの私が、移住先に石垣島を選んだのは、父の出身地である沖縄に親しみを抱いていたから。とりわけ石垣島には息子の友人が暮らしており、幾度か訪ねたことがあって大好きな場所だったのです。

とはいえ、高齢者となった私が一人で移住するなんて不可能。 そこでまず、息子夫婦に「一緒に行かない?」と持ちかけました。たぶん断られるだろうな、そうだったら諦めようと思っていたのですけれど、息子夫婦はすんなりと「いいよ」と言ってくれまして。母のわがままにつきあってくれるのかと本当に嬉しかった。

今は借家住まいなのですけれど、いずれ家を建てる予定です。二世帯住宅ではなく、息子夫婦と共に暮らす平屋の家。設計に関しては息子に任せています。私が車いす生活になることも見越してバリアフリーにするなど、いろいろと考えてくれているようです。

私はなーんにも考えず、お料理上手なお嫁さんが作ってくれるご飯を食べて、2匹の犬と戯れる毎日を送っています。犬たちを連れて、家の前の海に遊びに行くのが日課。

窓の外に広がる海を見たり、朝日や夕日を眺めたりする生活に憧れて移住したのですが、実際には思い描いていた以上の大自然でした。空気がきれいで、満天の星が夢のように美しい。島で出会う人たちはみんな朗らかで優しいし、沖縄料理は美味しいし、言うことなし! 大満足! 自慢に聞こえるかもしれないけれど、これはもう自慢よね。(笑)