イラスト:おおの麻里
汗をたくさんかく季節は、肌のかゆみに悩まされることが増えてきます。汗かぶれを放置すると重症化することも。夏特有の肌トラブルを防ぐために、気をつけたいことを専門医に聞きました。今回は、夏の肌トラブルを減らすための、具体的なスキンケアと生活習慣を紹介します。

〈前回はこちら〉
「かゆみがとまらない? 原因は「あせも」ではなく「汗かぶれ」かも」

 

保湿剤はこまめにたっぷりつけて

一般的に粘度の高いもののほうが刺激性は低く、保湿力は高い傾向にあるとのこと。敏感肌や乾燥肌の人は、夏でもクリームや乳液タイプのローションがおすすめ。特に敏感肌の人は、低刺激のものを選ぶと安心です。

「チューブ入りのクリームは人差し指の先端から第一関節まで、ローションは1円玉くらいの量が約0.5グラムで、手のひら2枚分ほどの面積に適した量です。洗顔後や入浴後はもちろん、汗を拭いた後も保湿剤を塗りなおしてください」(武藤先生)

 

 

汗を適度にかく生活を心がける

汗には体温調節のほかに皮膚の潤いを保つ役割があり、私たちは安静時でも日に1〜1.5リットルほど発汗しています。

「低温、乾燥の環境で汗をかかない生活を続けていると、汗腺の働きが悪くなって発汗機能が衰え、乾燥肌に。エアコンの温度は27〜28度、湿度は50〜60%を保ちたいものです」(武藤先生)