写真を撮られたあの日
写真を撮られた日のことはよく覚えています。前の日からソワソワしていた夫に、「あれ、今日誰かと会うの?」と聞いたんです。その日は朝から丸1日、友近さんと一緒の撮影でしたから、続けて言ったんです。「もし、友近さんとご飯に行くなら教えてね」って。
パパと友近さん、とても仲良しなんです。撮影でもないのに、京都の八坂神社で踊っていたこともあって。だから今となっては本当に申し訳ないのですが、一瞬思っちゃったんです。「あれ、パパ、友近さんとできちゃった?」って。
友近さんにとっては、はた迷惑な話ですよね。その後の報道で、友近さんが全く関係ないことを知って安心しました。本当にごめんなさい。
突然そんなことを言い出した私に、「行かないよ、終わったら帰るよ」って答えてくれて。私も追及しないって決めていたので、それ以上は何も言えることがなく。「そっか」と言って、いつも通り夫を送り出しました。
彼のソワソワした態度が頭から消えず、その日は丸1日モヤモヤしていました。当時、金曜日のレギュラーMCを務めていた『5時に夢中!』の生放送を見ながらも募っていく不信感。家事も手につかないくらい不安な1日をすごしていました。
やがて、夫は普通に帰ってきました。私はてっきりもっと遅くなるんじゃないかと思っていたのですが、「ちょっと道が混んでいたらこれくらいだよね」という時間でした。
でもやっぱり夫の態度は変だった。「ただいま」って帰ってきたはいいけど、私と目もあわせずにスーッと自分の部屋へと入っていっちゃって。「なんかおかしいな」とは思ったんですけど、「まあ帰ってきたからいいか」くらいの気持ちでした。