2022年1月9日、東京の両国国技館で大相撲初場所が開幕しました。横綱・照ノ富士は「103年ぶりの新横綱からの3連覇」を達成できるのか?大関・貴景勝は横綱を倒し先場所のがした優勝杯を見事手にすることはできるのか?『婦人公論』愛読者で相撲をこよなく愛する「しろぼしマーサ」が今場所もテレビ観戦記を綴ります

横綱・照ノ富士が自身初の全勝で6回目の優勝。一人横綱の道は来年も続く【相撲こそ我が人生 68歳スー女の11月場所観戦記】はこちら

ばったりうつ伏せに倒れた大栄翔に拍手!

大相撲初場所が両国国技館で始まった。
横綱・照ノ富士が不動心で横綱相撲を貫き、103年ぶりの新横綱からの3回連続優勝ができるか? 大関・貴景勝が先場所のがした優勝杯を手にするか? 関脇・御嶽海が大関昇進への足がかりを掴むか? 場所前から大きな期待と最近の寒さから血圧が上がり気味だ。

その期待通り、初日の幕内の相撲は、コロナ禍で出稽古もできないのに、「よくぞ見せてくれました」というようなテレビの近くに前進してしまう熱戦が続いた。

見ごたえナンバー1は、照ノ富士と小結・大栄翔の対戦。立ち合いからもろ手突き、そしてはず押しと、ひたすら押す大栄翔、絶対に引かないで受け止める横綱相撲の照ノ富士。凄まじい攻防の末、最後は、はたき込みで照ノ富士が勝った。土俵にばったりうつ伏せに倒れた大栄翔に、「あなたは偉い、良くやった」と拍手を送りたい。

見ごたえナンバー2は、貴景勝と前頭筆頭・若隆景の対戦。貴景勝は、立ち合いから凄いあたりで突っ込み、いなしたい若隆景に動揺せず、土俵から押し出した。若隆景は得意のはず押しを披露できず残念だったが、貴景勝の押しに徹する姿勢に拍手だ。