市立図書館が私の居場所だった

そんな私にとっての居場所は、家から車で30分ほどのところにある市立図書館だった。事情があり、市街の中学校に入学したのだが、その学校の近くに市立図書館があったのだ。

今回は詳細は割愛するが、その中学でいじめに遭い、1年生の1学期で不登校になってしまう。

家での引きこもり期間を経て、市が運営する支援センター(公立のフリースクールのようなところ)に通い、2年生からは保健室や相談室登校だった。
3年間、ほぼ授業は受けず、独学という状況だった。

放課後、母が迎えに来るまで、いつも市立図書館で勉強した。
図書館は広々としていて、開放感がある。
こころ落ち着く唯一の空間だったように思う。

そこで勉強をしたり、小説を読んだり。疲れたらソファで雑誌を読みふけった。
その時は、本が友達だった。
実は元々は本が好きなタイプではなかった。
しかし、本に囲まれた空間にいるうちに、自然と触れるようになった。

(写真提供◎写真AC)

心落ち着くその空間で、ひたすら勉強に没頭した。

読書や勉強は、心の隙間をうめ、現実を忘れさせてくれるものだったのかもしれない。