旧宝塚ホテルのロビーから見る中庭が好きでした。

「みんな違ってみんないい」

うまくいかないことや失敗が多い下級生時代でした。
うまくいかない経験からいろんなことを学び、
不器用で要領が悪い分、
時間をかけてコツコツ取り組むことを覚えました。

スイッチの入るタイミングもペースも人それぞれです。
「みんな違ってみんないい」
金子みすゞさん、私もそう思います。

張り切って臨んだ最後の新人公演は、女役でした。
そしてめずらしくショーの公演でした。
新人公演の集大成の最後が女?とも思いましたが、
酔っ払って酒瓶を持って歌うという見せ場がありました。
こうして私の新人公演は、
酔っ払いに始まり、酔っ払いに終りました。(少々語弊あり)

そして、このとき主役を務めた霧矢大夢さんは、
新人公演のレベルを超えて、伝説の人となりました。