47年目に突入した長寿番組『徹子の部屋』。2022年2月3日の放送では関根勤さんが登場します! 若いころ、『徹子の部屋』のアシスタントをしていたという関根でんももうおじいちゃんに。二人のお孫さんをとてもかわいがっている関根さんが、自身の「孫育て論」を娘・麻里さんと語り合った『婦人公論』2020年10月13日号の記事を再公開します。
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韓国人歌手のKさんと結婚し、2児の母となった関根麻里さん。無類の孫好きを公言する父・関根勤さんと母の存在に助けられてはいるものの、ちょっと困っていることもあるそうで……後編は「楽しさ貯金」の話から。(構成=上田恵子 撮影=本社写真部)子どもの頃に楽しさを貯金して
麻里 昔、じぃじに言われて心に残っているのが《楽しさ貯金》のこと。「大人になるにつれて大変なことは増えていくけど、子どもの頃に楽しさを貯金しておくと、困難を乗り越える原動力になる。だからたくさん楽しい思い出を作ってあげたかった」って。おかげで私も人生は楽しむものだと思っているし、娘たちにもそう伝えたい。
勤 ぜひそうしてあげて。僕も、孫のストレス解消グッズとして頑張るから。(笑)
麻里 じぃじとばぁばには、パパも「たくさん遊んでくれて本当にありがたいね」って感謝してる。パパの両親は韓国にいるし、今は新型コロナウイルスの影響で行き来が難しいから余計にね。その代わり、よくテレビ電話でおしゃべりしてるんだ。写真や動画もまめに送って。
勤 一日も早く、気軽に会える状況になるといいよね。韓国のじぃじ、ばぁばの分も、近くにいる僕たち夫婦が孫に尽くさないと!
麻里 じぃじが、私や孫に愛情たっぷりに楽しく接してくれるのは、家族にめちゃくちゃかわいがられて育ったからなんでしょ?
勤 そう、僕は《超末っ子》なんだよ。一番上の兄が14歳上で姉が9歳上、すぐ上の兄も7歳上。父親は一人っ子で、母親は5人姉妹の末っ子。かわいがられて育った夫婦だから、僕のことも猫かわいがりしてたんだ。家庭訪問に来た先生が、「関根は泉から水が湧くように家族の愛情を受けているんだなあ」って感心してたくらい。