巣ごもり生活で、体が重いと感じている人は少なくないでしょう。そこで毎日の習慣にしたいのが、「ラジオ体操」です。単なる準備運動と思ったら大間違い。ポイントを押さえて動作を行うことで、うれしい健康効果が得られるのです。「いち、にっ、さーん、しっ」と慣れ親しんだリズムに乗って全身を動かし、軽やかな心と体で元気に過ごしましょう。今回は効果を高める3つのポイントをご紹介(実演:平井孝子〈全国ラジオ体操連盟理事/指導委員〉 撮影:本社・八木沼 卓 構成:本誌編集部)

ラジオ体操は縮こまった体を解きほぐす最高のメンテナンス法です

【効果を高める3つのポイント】

●ポイント1 重心(おへそ)の位置を高く保つ

重心(おへそ)の位置を高く保つ
おへそを5cm持ち上げる意識で、動作を行うと、胸が開いて背すじが伸び、深い呼吸ができる

 

●ポイント2 呼吸は吐くことに集中する

呼吸は吐くことに集中する
息を吸うことに気をとられると体に力が入り浅い呼吸に。十分に吐くことで自然と息が吸える

 

●ポイント3 伸ばすところはしっかり伸ばす

伸ばすところはしっかり伸ばす
ひざやひじなど、伸ばすべき部位を伸ばすことでストレッチ効果がアップ。痛みがある時は無理をしないこと