もうすぐ中学生になる娘さんと二人暮らしをしている青木さん。今「娘へ」という遺書を書くとしたならば(写真提供:青木さやか)
タレントで女優の青木さやかさん。母との和解と看取り、自身の肺がん、パニック障害など、赤裸々な体験をはじめ、小学生のお嬢さんと保護猫2匹、トイプードルとの日常を記した婦人公論jpでの連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」が話題に。その青木さん、もうすぐ中学校へ進学する愛娘へ「遺書」を書き始めてみたら、書いても書いても書き足りないほど、伝えたいことが出てきたそうで――。

もしいま「娘へ」という遺書をのこすとしたら

死んでもできる親孝行という言葉が、ママは好きでね。ママは、それをあなたにしてほしいと思っています。もうそれに尽きるし、それしかないのです。

「死んでもできる親孝行」というのは、親が死んだら親を思い泣くよりも毎日楽しく笑って友だちと仲良く過ごしてくれること、です。ママが死んで、どこかからあなたを見られるならば、笑っているのを見たいに違いないでしょう。

私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません……

と秋川雅史(あきかわまさふみ)さんが歌っていますが、激しく同意。ママを思い出してもらうこともありませんのでね。あなたの笑顔が一番の親孝行なのです。