木下博勝(左)ジャガー横田(右)(撮影:藤澤靖子)
プロレスラーのジャガー横田さんと医師の木下博勝さんの一人息子で2022年3月18日に中学校を卒業した大維志(たいし)君。高校受験に挑んでいて、これまで私立と都立合わせて6回不合格したことを公表していましたが、19日、SNSに「高校進学が決まりました」と投稿し、高校入試合格を発表しました。
ジャガー横田さんと木下博勝さんは2019年2月26日号の『婦人公論』で、大維志君の中学受験を機に家族が団結したことを語っていました。年を経て変化してきた夫婦の関係や、円満のヒケツ、そしてご家族のこれからは――。当時のインタビューを配信します(構成=平林理恵 撮影=藤澤靖子)

ジャガー横田×木下博勝「長男・大維志が命をかけた中学受験。医者を目指す息子と父が朝晩ミーティングで話すのは」からつづく

息子が寝たら「夫婦ミーティング」

ジャガー 中学受験を経験したことで、親子の関係、少なくとも父と子の関係は以前とは違う段階に入ったような気がするけど、私たち夫婦はどうなんだろう。

木下 子どもが生まれる前からよくぶつかっていたから、そこは今後も変わらないんじゃないですかねー。

ジャガー でも、大維志の成長とともに、共有することもだんだん少なくなっていくんだろうねえ。

木下 あ、だからこそ「夫婦ミーティング」ですよ。今も僕は、朝と晩に息子とミーティングをし、息子が寝たら、今度はあなたと夫婦ミーティングをしてるでしょ。

ジャガー ワイン飲んでるだけじゃない。(笑)

木下 互いに忙しいから、意識して時間をつくらないと。ワインを飲みながら、その日の出来事とか、あなたの話を僕がじっくり聞く。

ジャガー あなたがあたしに仕事の相談とか、してくるんじゃない。

木下 僕からの相談は100分の1くらい。だいたいあなたが一方的に話をして、それを僕が聞くパターンでしょう。

ジャガー 調子がいいな。「いい父親」に続き、今度は「いいダンナ」アピールですか。

木下 いやでも、数としては少ないけれども、あなたの助言は、さすが人生の先輩だと感心させられることも多い。物事をどうさばくべきか悩んでいるとき、知恵を借りると、ズバッと核心をついた答えが返ってくる。これは本当に助かっています。