源平最後の戦い!壇ノ浦<源範頼・源義経840艘 VS 平宗盛500艘>

屋島の戦いから一カ月後の3月24日、源平最後の戦いが関門海峡の壇ノ浦(だんのうら=山口県下関市)で繰り広げられた。

『吾妻鏡』によると、平氏軍は平氏本隊に加え、有力家人である阿波国の田口成良(たぐちしげよし)や筑前国(ちくぜんのくに=福岡県)の山鹿秀遠(やまがひでとお)ら500余艘。

対する源氏軍は伊予国(いよのくに=愛媛県)の河野水軍や紀伊国(きいのくに=和歌山県)の熊野水軍を加えた840余艘だったという。

戦力で劣るものの平氏軍の士気は高く、決戦を前に総大将の平知盛(とももり)は「戦は今日が最後である。たとえ運命が尽きたとしても名を汚すな」と檄を飛ばした。