相原さんの処方箋
〔 処方箋 〕
写真の構図は毎回撮影現場で異なる。それは写真を含めたアート全体にもいえることだが、構図を数値化するのは難しい。逆に数値化することでダメになってしまうだろう。この作品は、主役を直球ど真ん中でセンターに据えて撮影した。
これでこの木の放つ意志が表現できたと思う。王道の日の丸構図での表現となった。日の丸構図は厳禁とする撮影テクニックは、逆に表現の足かせとなる場合が多い。画面のアスペクト比によって構図はいくらでも変わるのだ。ミラーレスデジタルカメラが進化するいま、ミラーレスの得意技の1つが、アスペクト比のバリエーションの豊富さだ。だとしたら、スペクト比にあった構図や被写体、さらに自分の表現意図にあった構図が最優先できる。
ここでは木の存在。存在を強め目立たせるには、アイドルグループではないが、センターが大切になるのだ。
※本稿は、『光と影の処方箋』(著;相原正明/玄光社)からの抜粋です
「猫様と4人の下僕たち」写真展
期間 2月17日(金)~3月1日(水)open 11:00~19:00
入場 無料
会場 WONDER PHOTO SHOP
富士フイルムフォトサロン4か所を巡回する写真展を開催
相原正明 写真展 On The Earth
~超大陸 オーストラリア~
富士フイルムフォトサロン 大阪 公募写真展
会期・会場
●富士フイルムフォトサロン 大阪
2023年3月17日(金)〜3月23日(木)
開館時間 10:00~19:00 (最終日は14:00まで/入館は終了10分前)
〒541-0053
大阪市中央区本町2-5-7 メットライフ本町スクエア (旧 大阪丸紅ビル) 1F
TEL 06-6205-8000 (受付時間:平日10:00~18:00)
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★相原正明フォトエッセイ テーマ「水」|from OITA 大分を巡る|koji note[三和酒類株式会社] (sanwa-shurui.co.jp)