101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがいっぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社)から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。

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『グリーンピースの最盛期には煮びたしにして、お茶漬けのように』

五月は露地物のグリーンピースの最盛期で、やわらかい豆は、ごはんにいっぱい入れて炊き込んだり、煮たり、たくさん食べられる季節。私はさやつきのものを買い、家でさやを外し、すぐに煮びたしにして食べたくなります。

ダシの味つけは、お吸い物よりちょっと濃いめで少し塩をきかせて。香りづけに酒と醤油を落とした煮汁を煮立て、生のグリーンピースを入れてやわらかくなるまで煮ます。

さやつきのグリーンピースはとてもやわらかく、いくらでも食べたくなります(写真はイメージ。写真提供:写真AC)

 

お椀などに豆をいっぱいよそい入れ、ひたひたに汁を張って、お茶漬けでも食べるように、サラサラといただく。「グリーンピースの煮びたし」はこの季節ならではの楽しみです。

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