整理収納アドバイスを受けた受講者宅から出てきた、たくさんの賞味期限切れの食材。”うっかり”を無くす収納法とは(写真:著者)
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授! 第2回は「食品の収納」です。

「値上げラッシュ」が止まらない!すぐできる対策とは

最近、食品、日用品など値上げラッシュが止まらないですよね。中でも食品は毎日のことですから一番気になるものではないでしょうか。

出費を減らすといった節約も大切ですが、その前にぜひ見直してほしいことをお伝えしたいと思います。

皆さんは、買い物から帰ってきて、「ないと思って買ったら家にあった!」という経験はありませんか? こうした二度買い、無駄買いをなくすだけでも充分節約に繋がります。

そして賞味期限切れも要注意。片づけサポートで伺ったお宅では、「買ったばかりだと思っていたのに」という声が、賞味期限切れ食品の発見とともに続出。

期限が切れてから3,4年経っていた…なんて食品が出てくるのもよくあること。多くの方が「もったいない」との思いをしたことがあるのでは。こうした「うっかり賞味期限切れ」を防ぐことも、もちろん節約に繋がります。

実は食品をストックしておく食品庫はとても片づけやすい場所。なぜなら賞味期限があるために、思い切った処分もしやすく、整理がサクサク進むからです。

ではそもそも、どんな食品に気を付けたらいいのでしょうか。そして賞味期限切れを防ぐにはどんな収納をすればいいのか、今回はそのコツをご紹介します。