まったく英語を話せなかった6歳の息子
日本の学歴社会では、結局、「どれだけの成績を取ったか」「どこの学校を出たか」といった単純な結果や事実だけで評価が決まってしまう。
けれどもアメリカをはじめとした本当にグローバルな社会では、「何をどのように学んできたか」「何を身につけてきたか」という過程が物を言います。過程や背景を見てもらえる分、評価を獲得でき、人生を肯定してもらえる可能性が大きくなるのです。
その点では、努力がダイレクトに自分に返ってくる。やる気さえあれば、成功できるチャンスは幾度となく巡ってきます。
さて、この「他人からの評価」ですが、人一倍の才能や実力にばかり依存するわけではありません。たとえば、私の息子の場合です。彼は6歳ではじめて、アメリカの小学校に通うことになりました。
英語はまったく話すことができません。他の子たちとコミュニケーションがとれないだろうなと、とても心配していました。