才能や実力で評価されがちな海外で、認められるために必要なものとは?(写真提供:Photo AC)
2020年より小学校で必修化された英語教育。国際人として活躍する上では、その習得が不可欠と言えそうな英語ですが「自転車と同じで、英語は単なる手段。なので『英語ができる子』になることを目的にしてはいけない」と断言するのが、元グーグル米国本社副社長・前日本法人名誉会長の村上憲郎さんです。31歳から英語を勉強し、世界的IT企業で副社長にまでのぼりつめた村上さんいわく「才能や実力で評価されがちな海外だが、認められるために必要なものがもう一つある」そうで――。

グローバル社会では過程や背景を見てもらえる

アメリカというのは、日本をはるかに超える学歴社会だと思います。

差別もあるし、貧富の差も激しい。日本以上に理不尽なところは数多くあります。

ただそれでも、私がアメリカを好きなのは、言葉を話せれば、いくらでも自分の力を認めさせることができるし、そして認めてもらえる国だからです。

多くの子どもに、アメリカで学んでみてほしいと考える理由です。