アメリカで受けた人種差別
コロナと関係なく、人種差別は普通にあります。
さすがに集団で差別してくる人には街中では出会わないですけど、個別に差別してくる人はちらほらいます。
こちらに来て2ヵ月目で、黒人の男性に殴られました。
ぼくが彼の背後で走ったことで、ビクッとさせてしまったみたいで、振り向きざま、
「てめえ、何なんだよ!」と。
ナッシュビルの公園のベンチで友達を待っていたら、上品そうな白人のオバちゃんが、「ここはあなたが座っていい場所じゃないのよ」と、あからさまに差別してきたこともあります。
わざと「ごめんね、現金を持ってないんだ」と返したら、そのオバちゃん、「私はホームレスじゃない!」とキレていました。
このやりとりを見ていた周りの人たちが笑いながら、「ユー、グッド!」と言ってくれましたよ。
差別してくるような人間に対して感情のままにやり返すのって、労力がもったいないと思うんです。
もっとも、そう思うぼくも、差別する人間をみじめな思考回路の持ち主だと決めつけて、差別しているのかもしれないですけどね。
ただ、いずれにせよ壁になるのは英語力なんです。
英語ができないと、子供みたいに扱われてしまう。
だからといって、そこでシュンとなっていても仕方ないし、コミュニケーションをとるのをやめようとは思わないんです。
たとえ英語力が足りていなくても、がんがんコンタクトをとっていこうという姿勢は変えません。