『婦人公論』6月号の表紙に登場した宮本信子さん

小さな幸せを大事に

偶然ですが、六十の手習いで書道をたしなんでいた私の母が昨年亡くなって。ちょうどそのタイミングで携わったのがこの作品でした。しかも母と雪さんはどこか性格が似ていて、遺した品も「雪さんにピッタリ!」というものばかり。

そこで母のバッグや虫めがね、アクセサリーなどを映画の中で使うことにしたのです。今ごろ母も喜んでくれているかもしれません。

小さな幸せを大事にしたくなる、「こんな世界があったらいいな」と思える作品に出演することができて、本当によかった! 

観た人に幸せを届けるのも、私たち役者の役目のひとつ。いい仕事を持ったなと、つくづく感じます。