おすすめは「オカリナ」「ライアー」
もう一つ私のおすすめの楽器があります。
それは「オカリナ」。
サキソフォン、フルートなどの本格的な管楽器もよいのですが、それなりの難易度です。
小学校や中学校で音楽の時間に演奏したリコーダーやハーモニカのように、普通に息を吹き込むだけでは音が出ないからです。
しかし「オカリナ」はお値段も手ごろなモノが多く、一番の良さはすぐに音が出ることです。リコーダーとほぼ同じ指使いなのも良いところ。
そして管楽器は楽器に息を吹き込んで音を出す必要があり、しっかり息を使う事で嚥下機能や呼吸機能も高めることができると言われています。
「いや、私は音符も読めないし、音楽の才能が全くないから楽器は無理かな…」と思っている方もいらっしゃると思います。
そんな方にお勧めの楽器があります。それは「ライアー」。
大ヒットしたスタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」で伴奏に使われている楽器もこのライアーの仲間です。ギリシャ神話の竪琴に原型があるといわれているドイツ発祥の楽器でリュラー、リラ、ライアと呼ぶこともあります。
ライアーは弦の数、大きさなど、様々な種類がありますが、その楽器としての特徴は適当に弦をつま弾けば素敵な音楽になることです。
張られている弦を片手、もしくは両手でつま弾くだけなのですが、調律の仕組みで、どこをどうつま弾いても音楽になるのです。そしてまた、音が綺麗!
私が初めてライアーに出会ったのは2年ほど前。その美しい音に魅せられて、ワークショップに参加して自分で楽器を作ってしまいました。
ライアーはその音の美しさや豊かな倍音の響きもあり、ヒーリング効果抜群です。
ポロポロと弦をつま弾くだけで素敵な音楽になりますので、楽器に苦手意識がある方には特にお勧めです。
ただ一点、チューニング(調弦)だけは必要です。しかし最近はチューニングメーターという機械で簡単にチューニングする事ができますので心配は不要かと思います。