『鮭と長芋の柚子胡椒バターごはん』
料理の得意な人も、苦手、という人も、「しんどい」「面倒くさい」日はあるもの。ましてや暑い日にはできるだけ台所にはいたくないものです。食費も光熱費も値上がりし、いろんなことを節約したいしSDGsでゴミも減らしたい……。そんなときに助けになる、材料も簡単、洗い物も少ない、でもなぜかおいしい、「ミニマムごはん」を、フードコーディネーターの藤岡操さんが紹介します。第10回は「鮭と長芋の柚子胡椒バターごはん」です。

今日の簡単レシピ
「鮭と長芋のバター柚子胡椒ごはん」

10月○日 晴れ 気温28℃

先日、パソコンに向かってアワワとしていたら、窓の外から「三日月がスゴイよ!」と、声変わり中の男の子の声。思わず胸キュン。今でいう「エモい」です。

お月さまを見て、心揺さぶられるその感性、感じたことを大きな声に出すという溌剌さ、瞬発力。すべてがみずみずしく感じられて、いてもたってもいられず、ベランダに出て三日月を探しました。

ほんのりと夕焼けが残る空に、キレイな三日月。アワワと急いていた気持ちがほぐれました。

日中はキンモクセイの香りで満たされていましたが、夕方になって焼き魚の香りが漂っています。サンマかな。窓辺っていいな。音、香り、景色、風。色々なものを感じさせてくれます。

ボーッとしていたら、お腹がグー。無性に秋らしいごはんを食べたくなってきました。