自分の組のトップさんは誇りであり自慢

下級生だった頃は、トップさんは雲の上の人でした。
同じ人間とは思っていなかったような感覚です。
自分とは全く違う生活をしていて、泣いたり弱音を吐く事などないと思っていました。

でも学年が近くなってくるにつれ、見えてくるものは違いました。
トップスターは芸だけでなく、
人としても優れたリーダーシップや、人格を求められます。

誰よりも努力をし、誰よりも自分を高め、誰よりも周りの事を考え、
誰にも言えず、自分と戦っているんだろうと感じる事が多くありました。
だからこそ1人の人としても尊敬ができました。

組長になった時、1人の同志として向き合いたいと思うようになりました。
集中できる環境作りや、重荷を降ろせる相手として
組長になったからこそ出来るサポートがあるはずだと。
気がつけば、あんなに遠かったトップさんが、身近に感じられる存在になっていました。

自分の組のトップさんは誇りであり自慢です。
その時代を一緒に過ごし、その背中を見ながら歩んできました。
その背中からたくさんのことを学びました。
一人一人を思い返していると、温かい思いが溢れます。

本拠地・宝塚の大劇場

たくさんの人達の「夢」となり「憧れ」となり、
トップスターとして大きな花を咲かせ、
あとに続くものにそのバトンは渡されていきます。

歴史や伝統や、想いを受け継ぎ、
そのバトンはトップスターの手によって、また未来へと運ばれていくのです。


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