モノを整理するときにはライフスタイルの変化も意識
あらためて全部出して確認してみれば、お箸、スプーンにフォーク、素材は木やステンレス、大きさも大、中、小…と様々な種類があることに気付くのではないでしょうか。
先が傷んだ箸や、錆びたスプーンなども出てきたかもしれません。もし引き出しの中がパンパンになっていたら、はじめにそうした傷んでいるものの処分を考えるのがいいかもしれません。
続いてカトラリーの数について考えてみてください。具体的には、今引き出しに入っている数が本当に必要か、ということです。
たとえば四人家族でしたが、二人のお子さんが家を出たため、今は夫婦二人で暮らしている、といった場合、四人分のカトラリーを持ったままでは多いのかもしれません。モノを整理するときには、こうしたライフスタイルの変化も意識することが非常に大事となります。
「そんなことを言っても、突然の来客の時などに必要になるのでは?」と感じた方もいるかもしれません。
もちろんそういうこともあると思いますが、やはり、まずはライフスタイルを見直してみましょう。
コロナ禍を経て、来客を自宅に招く機会が減ってはいませんか? または定年などで職場から離れたことで、我が家に誰かが来るような機会が減っていませんか?
時代や年齢と共に、人付き合いというものはどうしても変わってくるものです。ですので、やみくもに減らすというより、自身のライフスタイルに合わせて持ち物も変えていく。それが結果として整理整頓に繋がっていくのです。