カラスによる温泉発見の由来や伝説
●有馬温泉(兵庫県神戸市北区有馬町)
有馬の温泉神社の縁起によれば、源泉を最初に発見したのは、神代の昔、大己貴命(おおなむちのみこと)(大国主命)と少名彦命(すくなひこなのみこと)の二柱の神と記されている。
この二神が有馬を訪れた時、3羽の傷ついたカラスが水たまりで水浴びをしていた。ところが数日後には傷が癒え、その水たまりが温泉であったことを知ったと伝えている。
温泉のありかを教えてくれたこの3羽のカラスだけが有馬に住むことを許され、「有馬の三羽ガラス」と呼ばれるようになった。