「映画は、編集されたごく一部の映像です。NGになったシーンが、正直なぜNGになったのか、僕にもよくわからない(笑)。でも公開されているなかでも、たとえば家族のことや子どもの頃どう育ってきたかなどについて、素直に話しています。それだけでもビックリされるファンの方は多いのではないでしょうか。
ただ、僕はまだ最終版を観ていないので、どこまで編集されて、どこまで公開されるのかを知りません。完成しても、1回は観られるでしょうが2回は無理ですね。すごく恥ずかしいので(笑)。なかには『ここまで言っちゃったのか』と後悔しているシーンもあります」
人生における2つの大きな苦悩
この映画でジェジュンは、《華やかな世界に生きる芸能人》ではなく、私たちと同じように悩み、人生と向き合う等身大の人間としての姿を見せている。これまで生きてきたなかで、「これは乗り越えるのが難しい」と感じた壁はあるかと聞くと――。
「胸が痛いです。僕は人生で、2つの大きな苦悩を経験しています。1つは家族のこと。つらいですね。だけど、いつかは仲良くなれるんじゃないかという希望だけは捨てずに持っています」
もう1つは、過去の音楽活動のこと。