4年前に立てた4つの目標
こんなチームで長くサッカーをしたい。その舞台で活躍をしたい。
そうはっきり決まれば、この先のサッカー人生でやるべきことは「明確」でした。僕は4つの目標を立てます。
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1・海外に移籍しなければいけない
ワールドカップを見るだけで終えたくない。そのために、このレベルで戦える選手にならないといけない。だとすれば、練習から「海外」を感じる場所に身を置くべきだ。
2・ボランチで勝負できるチームを選ぶ
海外に移籍するだけではワールドカップで活躍できない。海外でやるならセンターバックでも右サイドバックでもなくボランチで勝負する。僕は「遠藤の一番いいポジションってどこなの?」と言われるほど、クラブと代表でさまざまなポジションをやっていました。まずはボランチのポジションで使ってくれる可能性があるクラブを選ぼう。
3・剝がせるボランチになる
ボランチに専任できたとして「守備」はある程度できる可能性がある。「1対1」をより海外仕様にしよう。ただ「守備職人」みたいなボランチにはならない。攻撃もできるボランチとして成長できるようにすること。特に、ひとりで「相手ひとり」を剝は がせる選手になることが必要になる。
4・「戦う姿勢」を手に入れる
ワールドカップで印象的だったプレイヤーは元気くん。浦和にいたころのイメージと全然違った。何が変わったのか、といえば「戦う姿勢」だと思う。戦術や技術などへの理解もずっと高まったんだと思うけど、何より誰よりも一歩前へ進もうとする姿勢がもっとも大きな変化なのではないか。そういうメンタリティを手に入れる。
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ワールドカップから浦和に戻り、まずはそのトレーニングや試合の中で4つの目標を実現するためにやれるべきことに取り組みました。