50代は自分の好きを再確認する「集大成期」

50代は、それまでに積み上げてきた生き方が顔や体型に出てくる時期。

笑顔の多い人は口角の、姿勢が良い人は背筋の、思考を続けてきた人は脳のトレーニングを続けてきたのと同じこと。そう、それはまるでヴィンテージデニムのよう。シワもシミもすべて味なのです。

シワもシミもすべて味。自分自身の好きをもっと肯定していいんです。(写真提供:TAC出版)

それなのに「歳だからもう…」と着る服を狭めるのはもったいない。この年代の人が来店して娘さんに意見を聞いているのをよく見かけたのですが、自分自身の好きをもっと肯定していいんです。

今までの「好き」を総ざらいして、堂々と着る。それがいちばんおしゃれだと、私は思います。

※本稿は、『今日着る服がない!を解決する魔法の呪文』(TAC出版)の一部を再編集したものです。


今日着る服がない!を解決する魔法の呪文』(著:佐藤加奈子/TAC出版)

 中年になる過程で誰でも必ず通る「クローゼットはパンパンなのに」「何着ていいかわからなくなる」というお悩み。ウェブショップ「HACHITEN」のオーナー・佐藤加奈子さんが「あるある!」ネタにバッサバッサと言語と数字で解決案を提示していきます。「経験」という財産を元にファッションを見つめ直してみると「自分らしさ」というかけがえのないギフトがみつかりますよ。